簿外資産の活用

東京の税理士かわぐちです。

確定申告も一段落したこともあって3月決算の会社を中心に節税対策を練っていますが、一般的な節税方法として有名なのは簿外資産の活用です。

簿外資産と言うと一般の人には馴染みの無い言葉かも知れませんが、簡単に言うと、貸借対照表には計上されないのに実際には外部に資産として蓄積されるものをいい、代表的な例としては小規模企業共済や倒産防止共済があります。

ところで、この簿外資産についてですが、他の会計事務所から移ってこられた会社の決算書を見ると、利益金額に対して不相当に高額だったり、あるいは利益が大して出ていないにも関わらず高額な掛け金を支払っているケースも少なくありません。

これは生命保険を使った節税にも同様のことがいえますが、保険会社や代理店を兼業している会計事務所から節税に効果があるからと言って、不相当に高額な保険料や掛け金を支払うのは、資金繰りを悪化させる要因になりますの。

ですので、もし生命保険、小規模企業共済、倒産防止共済を使った節税をする場合には、きちんと専門家に相談をしながら資金繰りに影響の出ない範囲内で利用することをオススメします。