こんばんは。税理士の川口です。
先日、あるお客様からお問い合わせを頂き、その内容が非常に印象深かったので、このブログで取り上げてみようと思います。
その会社は既に数年間会社を経営されていたのですが、既存の会計事務所に不満があったそうで、特に事務員としか会うことが出来ず、有資格者(特に所長先生)とはまったく会うことができないということでした。
このような理由で税理士変更を検討している方が最近多く、その方々の決まった言い分が、「なぜ税理士という資格を持っている人にお金を払っているのに、対応するのは事務員なんだ」という内容ですが、私も税理士であると同時に中小企業の経営者なので、このようなご指摘がごもっともだと思います。
毎月貴重なお金を会計事務所に支払っているにも関わらず、A社は税理士本人が担当して、B社は経験がまったく無い事務員だった場合には、特にお客様の側からすると不満が出るのも当然だと思います。
私の事務所の基本スタンスは、全てのお客様を税理士である私が直接担当するという形をとっていますが、このようにしている理由はお客様の立場を考えてという理由と、他の会計事務所のように職員に丸投げというのが怖くて出来ないためです。
中小企業の社長という立場からすると、折角大切なお金を毎月会計事務所に支払う訳ですから、私のところで無くても構わないので、税理士本人が担当してくれる会計事務所と顧問契約をしてほしいと思います。