中小企業の経営者は決算書を読めないといけないのか

東京の税理士かわぐちです。

中小企業の経営者から良く受ける質問に、「決算書を読めないと問題があるか」という内容ですが、「個人的には読めた方が良いけれども、必ずしも読めたから良いというものではない」と答えるようにしています。

一般的に、中小企業の経営者のうち大多数の方が決算書を読めていないのが現状ですが、現実的に会社経営は出来ていることから、読めないと絶対にいけないかというと、そうでもないと思います。

むしろ、成功している中小企業の経営者の方々は、決算書の数字だけに頼るのではなく、ご自身の感覚的な部分に頼っている部分がありますので、決算書の数字はあくまで参考程度にされているようです。

とはいえ、ある程度の規模の会社を作ることを目指しているなら、株主や金融機関へ決算の説明を求められる機会も多くなりますので、決算書がまったく読めないというのでは問題だと思います。