中小企業経営者の悩みは孤独なことです

東京の税理士かわぐちです。

私が定期的に中小企業の経営者とミーティングをする際に悩みについて相談を受ける事が多いのですが、売り上げが減っている、従業員との関係が上手くいっていない、家族経営の場合に仕事と家庭を区別するにはどうしたらよいか、など様々な相談を受ける事があります。

特に数年前はどの業界も価格競争が起こっていて非常に苦しい状況が続いていましたが、最近は景気が若干上向きになってきたこともあって従業員との間の待遇などに関する相談を受ける事が多くなってきています。

先日も、美容院経営をしている方から相談を受けたのですが、従業員を定期的に採用しているけれど非常に定着率が悪く、数か月在籍しただけで退職するケースが大半なので、どこ改善すれば従業員が長く働いてくれるか教えてほしいという内容でした。

中小企業経営者としては、せっかく働いてくれている従業員になるべく多く給料を支払いたいと思うのですが、一方で将来業績がどうなるのか分からないので、なるべく良いときに貯金をしておきたいと思う部分もあるので、この辺りの葛藤がなかなか難しいところです。

このような従業員をめぐる問題はすぐに解決できるものではありませんが、税理士などの第三者を介して従業員の希望を聞く事により、お互いが歩みよってよりよい会社を作っていく事が大切だと思います。

そのためにも税理士は、定期的に会社に訪問をして、中小企業経営者や従業員と定期的にミーティングをして、常にアンテナをはって相手の悩みをキャッチするようにする事が大切だと思います。