納税と会社の成長

東京の税理士かわぐちです。

中小企業の経営者と接していると、納税はなるべくしたくないので利益を限りなく少なくしてほしいという人と、結果として利益が出たならばきちんと納税をしたいという2通りの人がいます。

税金を支払うという行為は喜んでする人はいないと思いますが、会社を大きくするためには納税をしなければいけないと思います。

基本的には、黒字決算をしないと会社本体にお金を残すことはできませんし、また金融機関から借入をする場合にも、赤字が何年も続いている状況だと難しいのが現状です。

もちろん、会社の成長を希望していない経営者の方もいらっしゃいますので、そのような方については極力納税を少なくなるようにしておりますが、大多数の経営者の方は会社の成長を希望している方なので、税理士としては、納税と資金繰りのバランスをとるのが腕の見せ所です。

決算をすれば、もちろん納税をしなくて済みますが、そうする事によって会社の成長を止める場合もあり、過度な節税がベストの選択とはいい難いので、なるべく専門家に相談をしながら決算対策をするようにしましょう。