東京の税理士かわぐちです。
顧問先の美容院開業のコンサルティングをしている際に話に出たのが、「どのようにすれば美容院経営で成功できるか」という内容でしたが、これは業種を問わず、どの経営者でも同様の悩みを抱えているのではないでしょうか。
私は仕事柄、複数の美容院経営のコンサルティングをしていますが、「従業員全員が情報を共有しているお店が成功している」といっても過言ではなく、これは先ほどもお伝えしたとおり、私のいる会計事務所業界も含めて、どの業種でも成功するポイントになると思います。
具体的な内容をいうと、お客様に対する接客方法、来店した際の応対方法、サービス中の会話内容、クレームの内容などの情報を、それぞれの従業員がお店を良くするために共有する事によって、お店が提供するサービスの質が向上し、結果として売上向上や来店者数の増加につながります。
また、美容業界は特に、お客様は従業員に付いていく傾向にありますので、情報をお店全体で共有して従業員のサービスレベルを平準化する事によって、主力の従業員が退職したとしても、売り上げ減少や来店者数の減少などのダメージを最小限に食い止めることができます。
そのためにも、日頃から定期的にミーティングを行い、店舗の売り上げの状況を報告するのはもちろんの事、誰か１人だけが話すのではなく従業員全員が意見を出し合えるような雰囲気作りをする事が経営者に求められます。
このように、美容院経営の成功は長い時間をかけて従業員を育てる事によって得る事ができるものなので、すぐに結果が出ないからといって諦めるのではなく、常にどこが悪かったのかお店全体で話し合う事が大切です。
