試算表を見る際のポイント

東京の税理士かわぐちです。

会計事務所と顧問契約をしている方は毎月試算表を渡されると思いますが、説明を受けているときは理解できていても、数日経つ内容を忘れたり理解できないという方が多いようです。

それぞれの会計事務所によって説明の仕方が異なるので、どのように試算表を見るのが良いのか一概に言えませんが、弊社では簡単に今月の概要を説明した後、詳細を説明せずにポイントとなる部分だけ説明をするようにしています。

もちろん、試算表に書かれているすべての数字を理解できるのが1番良いのですが、それをするためには膨大な時間がかかってしまうので、ポイントだけを押さえた方会社の現状をコンパクトに整理することが出来ます。

どの科目を押さえるのが良いかは業種は会社によって違うので何とも言えませんが、まずはどの科目や比率を押さえることが自社にとって有用なのか知ることがスタートになります。

また、ただ金額や比率の動きだけ見ていると惰性になりがちですので、目標数値をきちんと設定して、その目標値を達成しているかどうか毎月の試算表でチェックすることも有用です。

試算表の数字はあくまで過去の結果ですが、その数字をどう生かすかが経営にとって重要になってきますので、なるべく早期に月次決算を終わらせるようにし、ポイントとなる数値をリアルタイムで把握するようにしましょう。