カテゴリー別アーカイブ: 中小企業の税務・財務

法人税の基礎知識

法人税は会社が稼いだ利益に対してかかってくる税金で、個人が稼いだ所得(利益)に対してかかってくる税金を所得税といいます。なお、会社へ決算の際に法人税のほか都道府県や市町村に対して支払う法人住民税や法人事業税、消費税などがあります。

法人税は、1年間の利益に税率をかけて計算されますので、企業の業績が悪くて利益が出ていない場合には、基本的には法人税を支払う事はありません。
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売上よりも粗利益が重要

東京の税理士かわぐちです。

世間では一般的に売上が多い会社が良いと思われがちですが、会社経営で重要なのは粗利益の金額がどれだけあるかという点なので、売上至上主義にならないように注意が必要です。

売上が多ければ対外的には信用力が増す場合もありますが、粗利益は売上から売上原価を差引いたものなので、いくら売上が大きくても見掛け倒しに過ぎず、長い目で見れば経営が安定するのは粗利益が多い会社です。

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役員退職金を支給した場合の損金算入時期

東京の税理士かわぐちです。

役員退職金を支給した場合、支給額が適正かという問題と同様に、いつの事業年度の損金に算入すべきかという問題がありますので、実際に支給をする際は注意が必要です。

まず役員退職金の損金算入時期ですが、原則的には、株主総会などの決議により、その確定した日の属する事業年度に損金計上することになりますが、例外として役員退職金を支給した日の属ずる事業年度に損金算入する事も認められています。

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