フランチャイズで開業する際の注意点

東京の税理士かわぐちです。

先日、このブログの読者の方がフランチャイズで開業するので相談に乗ってほしいという事だったのでお会いしたのですが、話を聞いてみると本部のいうとおり成功できるか不安だという事でした。

フランチャイズを利用しての開業は通常の起業と比べて資金面や条件面で手軽に始められる事が多く、また本部が従業員も含めて一から指導してくれるので、起業のハードルを低く感じる人が多いようですが、必ずしも良い事ばかりではないので注意が必要です。

実際に弊社の顧問先の中でもフランチャイズで開業した人が何人かいらっしゃいますが、成功した人よりも失敗して廃業した人の方が多いのが現状ですので、本部の言う事やシュミレーションを鵜呑みにせず、最後は自分自身の経営力が必要になってきます。

ですから、フランチャイズで開業する際には、セミナーや説明会で本部の言っているのを鵜呑みにするのではなく、きちんと自分で既存店の状況などをリサーチした上で、自分の商圏で成功する事ができるかどうか判断する事が大切です。

また、フランチャイズで開業し、その後成功するには経営に関する数字の徹底した管理が重要になってきます。そのためにも日頃から損益計算者や貸借対照表の数字を定期的に把握するのはもちろんですが、ロイヤリティを支払った後の利益金額で納得できるか、あるいは経営を続けていけるかどうかについても常に考えるようにしましょう。